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マンション買取を行う場合に気を付けるべきリスクやトラブル

コラム

1.マンション買取で感じやすいリスクや、起こりがちなトラブルについて
 1-1.買取額が低いと感じる
 1-2.リノベーションしたのに安い買取価格だった
 1-3.悪徳業者に買取依頼をしてしまった
 1-4.後から手数料などの費用を請求された
 1-5.相場よりも極端に低い価格で買い取りされた
 1-6.契約を取り消そうとしたらクーリングオフができなかった
2.マンション買取を成功させたい!おさえておくべきポイント3つ
 2-1.契約のときは、内容をきちんとチェックする
 2-2.だいたいの相場を知っておくと安心
 2-3.マンション買取の経験が豊富な業者に依頼すること
3.まとめ

所有するマンションを手放すとき、不動産会社に買主を見つけてもらう「仲介による売却」、そして不動産会社が直接買ってくれる「買取」という2つの方法があります。

転勤で家を離れるケース、空き家となっているため売却したいケース、離婚のために現金化した方がいいケースなどでは、いつ売れるか分からない一般的な仲介による売却よりも、後者の「買取」が選択肢にあがるかもしれません。

ただ、依頼する業者選びの失敗や買取についての知識がないことで、後悔するリスクも…。

そこで、今回の記事では、マンション買取のときに起こりがちなトラブルやリスク、そしてマンション買取を成功させるためのポイントに詳しくお伝えしていきます。

1.マンション買取で感じやすいリスクや、起こりがちなトラブルについて

まずは、マンション買取のリスクやトラブルについて、よくある事例をご紹介します。

1-1.買取額が低いと感じる

売りたいマンションの相場がある程度イメージできている場合、マンション買取の査定額に「価格が低い」と感じることがほとんどです。ケースバイケースですが、仲介で売るときの6~8割程度の額を提示されることが多いでしょう。

そもそも買取の場合、買い取った業者が再び売ることが目的となっているため、それも考慮された買取額となっています。一般的な売却を想定した価格と比べると、どうしても低く感じてしまうのが普通です。しかし「築年数が古い・劣化している」など、一般では売りづらいマンションも買取してもらえるため、メリットは大きいです。

買取額は不動産会社によって異なります。物件に価値を高めて再販できるような豊富な実績がある不動産業者の方が、少しでも価格的には満足できる可能性があるでしょう。

1-2.リノベーションしたのに安い買取価格だった

仲介で売却する場合、「リフォームして物件の価格を高めて売却につなげよう」と売却前にリフォームやリノベーションをするケースもあるでしょう。古いマンションは、リノベーションで新しい雰囲気になると買い手が見つかりやすくなり、リフォームしたことは結果的にプラスになることもあります。

しかし、買取で手放す場合は、基本的にリフォームなどは不要です。買取業者はそもそも「そのままの状態」でも買い取ってくれるため、リフォームしたからと買取価格がアップすることもありません。

買取を考えているときは、コストをかけずにまずは一度査定してもらいしょう。

1-3.悪徳業者に買取依頼をしてしまった

買取額を高く提示され、よく分からないまま契約したら「悪徳業者だった」というケースもあります。ひどければ、「マンションの権利を奪われてしまったうえ、入金もされなかった」という手口で被害に遭う可能性もあります。

1-4.後から手数料などの費用を請求された

買取の場合、不動産業者が直接“買主”となるため、仲介で売却するケースで必要な「仲介手数料」はかかりません。

通常の「仲介による売却」でかかるような手数料はかからないのに、「コンサルタント料」や「事務手数料」などと言われて、訳の分からない費用を請求されるトラブルもあります。

1-5.相場よりも極端に低い価格で買い取りされた

前述したように、マンション買取は一般的な売却と比べて6~8割程度と低いです。しかし、それよりも著しく低く価格の買取額を提示されるケースもあります。

買取額については、基本的に物件の状態だけでなく、立地や周辺環境などさまざまなことが考慮されるものです。ただ、買取額の査定方法については、一般的なルールがあるわけでもなく、買取業者ごとの判断。そのため、何かしらの理由を並べて極端な金額を提示して買取されるケースもあります。

1-6.契約を取り消そうとしたらクーリングオフができなかった

クーリングオフ制度は、一般消費者が買った商品やサービスについて一定期間なら契約を解除できるものです。しかし、不動産買取のように「売主が一般消費者、買主が事業者」はこれにあてはまらず、クーリングオフ制度での契約解除はできません。

「解除するなら違約金を払うように」などと言われかねないので注意が必要です。

2.マンション買取を成功させたい!おさえておくべきポイント3つ

少しでも早く現金化できるとあって、「できるだけ早く売りたい」という背景を抱えた人に不動産買取はおすすめできる方法です。しかし、その“早く売りたい”という部分にだけ意識が奪われ、知識も持たずに安易な売却をすると失敗や後悔につながります。

マンション買取を成功させるためにおさえておきたいポイントをまとめてみました。

2-1.契約のときは、内容をきちんとチェックする

一般的な売却よりも手間がかからないとあって、急いで手放したいとき買取はメリットがあります。しかし、大切な不動産を手放すことは「一般的な売却」「買取」のどちらだとしても、丁寧に慎重に行うことが大事です。

専門的な用語が小さく書かれた契約書は読むのが難しいですが、契約に関して重要なことが記載されていますのでしっかりチェックしましょう。契約後に「思っていたのと違うから解約したい」、売却後に「やっぱり返して欲しい」と申し出ても、簡単に元には戻れません。

「買取価格はいくらくらいか」
「いつ入金されるか」
「不要なオプションがつけられていないか」
などをきちんと読み、分からない点は質問して安心して手放せるようにしましょう。

2-2.だいたいの相場を知っておくと安心

不動産買取の実績があまりない会社や、いわゆる悪徳業者などの場合、相場を無視したような金額を提示するケースがあります。しかし、売主側で相場さえも知らないと、それが「正当ではないのでは?」という見当さえつかないかもしれません。

そこで、ある程度の“相場”をおさえておくことが大事です。

お伝えしたように、一般的な不動産売却の6~8割ほどと言われているのが買取相場です。間取りや築年数、立地など、近隣の売り出し情報から売ろうとするマンションに近いものを参考にするのもいいでしょう。

また、国道交通省「土地総合情報システム」では、実際に行われた不動産の取引価格を知ることができます。

国土交通省
https://www.land.mlit.go.jp/webland

2-3.マンション買取の経験が豊富な業者に依頼すること

マンション買取では、相場よりも価格が低いリスクがあります。不動産業者は、買い取ったマンションに手を加えて“再販”するためです。

マンション買取を中心として行っている業者の場合、買取後に再販することを得意としていることから、不慣れな買取業者よりも高く買い取ってくれる可能性もあります。

3.まとめ

マンション買取は、一般的な売却よりもスピーディー。特に、古いマンションは一般的な売却で売るよりも、買取で手放した方が価格面でも期間面でも安心感があります。

しかし、何も知識がないばかりに後悔や失敗をしてしまうリスクもあります。買取によるトラブルは、優良とは言えない業者に依頼してしまった場合に多いです。

リアルリンク・アネックスは、東京、埼玉、千葉、神奈川を中心として、マンション買取を行っています。特に、築年数の古いマンションの買取実績も豊富です。

「買取について不安がある」「どのくらいで買い取ってもらえるか査定してもらいたい」など、マンション買取のご相談はリアルリンク・アネックスにお気軽にお問い合わせください。