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古い家はなぜ売れない…?敬遠される理由と売るための方法とは?

コラム

1.古い家はなぜ売れない?考えられる理由を解説
 1-1.理由1.見た目が古びているから
 1-2.理由2.安全性に不安を感じてしまうから
 1-3.理由3.住むために大掛かりなリフォームが必要だから
2.古い家を売る方法
 2-1.方法1.綺麗に掃除して売る
 2-2.方法2.部分的にリフォームして売却する
 2-3.方法3.建物を解体後、更地にして売る
 2-4.方法4.古家を取り壊さず、“古家付き土地”として売る
 2-5.方法5.買取してもらう
3.古い家を売るときに知っておきたい注意点
 3-1.解体は早まらない
 3-2.家のなかの家財の処分はしておく
 3-3.相続した古い家は、相続登記が必要
 3-4.売却は早めに…
4.まとめ

近年、空き家が社会問題となっていますが、「古い家は売れない…」と自分で決めつけてしまい、売却を思いとどまっている方もいます。
確かに、中古住宅市場のなかでも比較的築年数が新しい物件の方が注目度は高く、古い家は、やはり売りにくいのが現状です。
しかし、諦めて売らずにいれば、いつしか問題視される空き家となってしまうかもしれません。
古くてもポイントをおさえておけば、売ることができます。そこで、今回の記事では、古い家が売れない理由とともに、売る方法や注意点を詳しくお伝えしていきます。

1.古い家はなぜ売れない?考えられる理由を解説

多くの人が「古い家は売れない」と感じているかと思いますが、そもそも売れない理由とは何なのでしょうか?

1-1.理由1.見た目が古びているから

中古住宅購入希望者は、基本的に“古い”という点は了承済みです。

ただ、築年数が40年、50年を超えた建物や、劣化しているのに何も修繕していない建物のように、一見して“古びた印象”があると敬遠しがちです。

「屋根が錆びているまま」「外壁が黒ずんでいる」「家のまわりに雑草だらけ」など、大切に扱われていないようなイメージを抱かせてしまうと印象は悪くなってしまいます。

1-2.理由2.安全性に不安を感じてしまうから

一度でもリフォームをしていれば、築年数は古くても見た目の“新しさ”は感じられるでしょう。

ただし、建物内部にまで手を加えているわけではありません。建物の要ともなる「基礎」と呼ばれる部分に関しては、築30年よりも前の住宅では強度が弱まっている可能性があります。

特に、耐震基準が改定される以前に建築された建物は、「耐震性が不安」という声も良く耳にします。

1-3.理由3.住むために大掛かりなリフォームが必要だから

新築後、10年を過ぎた頃から、外装や設備などのリフォームが必要になってきます。10数年ほどであれば、「屋根や外壁塗装・設備の交換・壁紙の張り替え」など気になる部分だけを行うことが可能です。

しかし、築30年を過ぎたような古い家の場合、建物の強度的にも不安が出てくる頃。屋根や外壁の張り替え、間取り変更を伴ったリフォーム、耐震補強工事といった大掛かりなリフォームも必要となるでしょう。

住まい全体の改修をしなければならないような古い家は、リフォーム費用が高そうと敬遠する方もいます。

2.古い家を売る方法

古い家が売れない理由を踏まえつつ、「売る方法」を見ていきましょう。

2-1.方法1.綺麗に掃除して売る

古い家をなるべくお金をかけずに売るなら、「そのままの状態」で売り出しする方法もあります。

ふだんから掃除やメンテナンスをしている古い家の場合、売却前に最低限の掃除を心がけるだけでも印象は良くなるでしょう。
特に汚れが目立ちやすい水回りだけでも、ハウスクリーニングを利用するのもコツです。

2-2.方法2.部分的にリフォームして売却する

これまでに一度もリフォームをしていない古い家は、最近の家と比べるとキッチンや浴室、トイレなどのデザイン性や機能性が劣っているケースが多いです。

「和式のトイレ」「昔風のタイル貼りの浴室」「段差ばかり」などの設備や間取りは、今現在、家を求めている世代の理想とのギャップを感じさせてしまいます。

リフォームをすることで見た目に清潔感も出てくるため、売りやすくなるケースもあります。

2-3.方法3.建物を解体後、更地にして売る

「外壁がボロボロ」「床が抜け落ちそう」「今にも倒れそう…」と、明らかにダメージが大きい古い家なら解体した方が売りやすくなるケースもあります。

「もはや建て替えするしかない」などの状態の古い家の場合、更地にすることで「新築を購入したい」という人の土地選びの候補にもなり得るでしょう。

2-4.方法4.古家を取り壊さず、“古家付き土地”として売る

土地として売る方法もあります。建物の価値はゼロ、言わば“おまけ”として古家が付いた土地として売る方法です。そのため、売却価格はぐっと低くなってしまいます。

しかし、「フルリノベーションしたいから」と古家付土地を魅力的に感じる方もいるので、そういう方々をターゲットにすることもできるでしょう。

2-5.方法5.買取してもらう

「リフォームして売る」「解体して更地で売る」という方法の場合、それらの工事費用がかかります。部分的なリフォームでも数十万円から100万円以上は必要となるでしょう。それに、解体して売るのも「費用と手間」がかかります。それに、リフォームや解体したところで、買い手が見つかるとも限りません。

さらに、「リノベーションして住みたい」という人の選択肢からは外れてしまうことになります。手間と時間がかかる上、買い手まで逃す可能性があります。
そこで、スピーディーにストレスなく手放す方法が「買取」です。
不動産会社から買い手を探してもらう仲介は売れるまで時間がかかりますが、直接不動産会社に買い取ってもらうので手早く手放すことができます。仲介で売る方法よりも価格は下がりますが、条件があえばすぐにでも話が進みます。
「古い家が売れなくて困っている」という悩みからも早急に解放されるでしょう。

3.古い家を売るときに知っておきたい注意点

「立地が魅力的」「築年数の割に綺麗な雰囲気」「相場よりもお得な価格」など、何かしらの好条件があれば古い家も比較的売りやすいでしょう。しかし、基本的に古い家は売りづらいものです。そこで、古い家だからこそ、気を付けたいポイントをご紹介します。

3-1.解体は早まらない

見た目の劣化が激しい場合、「更地にした方が売りやすい」という考えも出てくるかもしれません。

しかし、解体後、更地にしたまま長い期間売れずに固定資産税が高くなって負担が増えるケースもあります。取り壊すことなく、そのままの状態で買取してもらった方がいいこともあるのです。

また、古い家のなかには「再建築不可」という物件があります。知らずに取り壊した結果、新しい建物を建築できないため、需要がほとんどない状態になるケースもあるので注意しましょう。

3-2.家のなかの家財の処分はしておく

実家の相続で古い家を売ることもありますよね。そこで大変なのが家財の処分です。

昔の家には、想像以上に大量の残置物があります。そのままで売る場合、家のなかがごちゃごちゃしていると不衛生な印象を抱かれることも。

また、建物を解体するときも、家のなかの不用品は自身での処分がおすすめです。もし、解体業者に不要品の処分まで依頼するのであれば、解体工事のほか、処分費用も別途見積もりしてもらいましょう。

3-3.相続した古い家は、相続登記が必要

不動産を売却できるのは所有者本人だけです。親から譲り受けた古い家を売る場合、相続登記が済んでいなければ売却ができません。

また、法定相続人が何人もいる場合、誰が不動産を相続するかの話し合いとなる「遺産分割協議」も必要となってきます。売却前に専門家に相談して解決しておきましょう。

3-4.売却は早めに…

すでに空き家となった古い家を持っている場合、売れるまで固定資産税や維持管理費がかかります。しかも、人が住んでいない家は換気状態も悪く、傷むスピードが早いです。管理を怠るとカビ汚れや臭いを改善しなければ売りづらくなってしまうでしょう。

4.まとめ

今回は古い家が売れにくい理由と、売るための方法についてお伝えしました。

「リフォームする」「解体して更地にする」など、売るために費用をかけることで売れる可能性もあります。ただ、必ずしも売れるわけではありません。長い期間、売れないことで管理の手間や固定資産税の支払いなどが発生するのはストレスですよね。

そこで、おすすめなのは買取です。確実に売ることができるので、古い家の売却に困ったときは検討してみましょう。

また、築年数が古いマンションの場合、いくら部屋の内部を綺麗にしていても、“外観や共用部の老朽化”など自分ではどうにもできない部分がネックとなって売れにくいケースが多々あります。

古いマンションが売れずに困っているなら、築古マンションの買取をメインに行っている実績多数のリアルリンク・アネックスにご相談ください。